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鼻水は1日1リットルも作られる? ~知られざる「鼻」の仕事~

2026年9月28日

「鼻水って、こんなに出るものなの?」

風邪や花粉症の時期になると、ティッシュが手放せないほど鼻水が出ることがあります。
でも実は、鼻水は体調を崩したときだけ作られているわけではありません。

私たちの鼻では、普段から鼻の粘膜を守るために分泌液が作られており、その量は1日に1リットル前後になるともいわれています。

もちろん、そのすべてが「鼻から流れ出る鼻水」になるわけではありません。多くは鼻の奥から喉へ流れ、気づかないうちに飲み込んでいます。

つまり、鼻水は本来、体にとって必要なものなのです。

鼻の中を潤し、異物をからめ取り、空気中のほこりや細菌などが体の奥へ入り込むのを防ぐ、いわば「鼻のバリア」のような役割をしています。

では、なぜ風邪や花粉症になると、急に鼻水が増えるのでしょうか?

異物を外へ追い出そうとする防御反応によって、鼻の分泌が増えるためです。特に透明でサラサラした鼻水が大量に出る場合は、冷たい空気や花粉などの刺激が関係していることがあります。

 

漢方では鼻水をどう考えるのでしょうか。

漢方では、鼻は「肺」と深い関係があると考えます。

「肺」は呼吸を担うだけでなく、体の表面を外から守る働きにも関係するとされます。
鼻はその入口にあたるため、外気の影響を受けやすい場所です。

さらに、鼻水が多く、体が重い、むくみやすい、胃腸が弱いといった状態が重なる場合には、「脾胃」の働きにも注目します。

漢方では、脾胃は飲食物から必要なものを作り、全身に届ける重要な働きを担うと考えます。
その働きが弱ると、体内の水分をうまく処理できず、余分な「湿」が生じやすくなるとされます。

そのため漢方相談では、単に「鼻水が出る」という症状だけでなく、

「鼻水は透明?それとも黄色っぽい?」
「サラサラしている?粘りがある?」
「冷えると悪化する?」
「胃腸や食欲はどうか?」

などを確認しながら、その人の体の状態を見ていきます。

同じ「鼻水」でも、冷えが関係している場合、花粉などの刺激が関係している場合、胃腸の弱りから水分代謝が乱れている場合など、背景は一つではありません。

鼻水を止めることだけを考えるのではなく、「なぜ鼻水が増えているのか」を体全体から考える。

それが漢方の面白いところです。

 

「毎年この時期になると鼻水が止まらない」
「冷えると透明な鼻水が出てくる」
「鼻だけでなく、むくみや胃腸の不調も気になる」

そんな方は、鼻だけを見るのではなく、体全体のバランスを見直してみるのも一つの方法です。

一陽館薬局では、鼻の症状だけでなく、冷えや胃腸、睡眠、季節による体調変化なども含めてお話を伺い、その方に合った漢方をご提案しています。

「鼻水が多いのは体質だから」とあきらめず、一度ご相談ください。

 

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