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良質な眠りは睡眠薬だけで得られる?漢方で考える睡眠の質

2026年11月6日

「寝つきが悪い」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝起きても疲れが取れていない」

睡眠の悩みは、日中の集中力や気分だけでなく、長期的な健康にも関わっています。

 

慢性的な睡眠不足は、自律神経やホルモンの働きを乱し、肥満や脂肪肝などの代謝異常とも関係しています。
睡眠時間が短くなると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少し、食欲を高める「グレリン」が増加することがあります。その結果、食べ過ぎにつながりやすくなります。

また、睡眠不足は血糖値を調節するホルモンの働きにも影響します。
さらに、睡眠中には脳内の老廃物を排出する仕組みが働いており、認知症との関連についても研究が進められています。

こうしたことから、健康を維持するためには、ただ眠るだけでなく、心身をしっかり休ませる睡眠が大切です。

 

では、睡眠薬を使えば、それだけで良質な眠りが得られるのでしょうか。

眠れない背景は人それぞれです。
寝つきが悪いのか、途中で目が覚めるのか、早朝に目覚めてしまうのか。さらに、冷えやほてり、疲労、精神的な緊張など、体の状態も関係しています。

漢方では、こうした睡眠の悩みに対して「安神(あんじん)」という考え方を用います。
安神とは、心を落ち着かせ、精神を安定させる働きのことです。

例えば、疲れやすく眠りが浅い場合には、胃腸の働きを整える「補脾気」や、心を養う「養心血」を考えます。
反対に、夜になるとほてりや寝汗が気になり、寝つきにくい場合には、体の潤いを補う「滋陰補腎」や、熱を鎮めて心を落ち着かせる「瀉火安神」などが用いられます。

また、血や潤いが不足して心身を十分に養えない状態には、「滋陰養血」「補血安神」といった方法もあります。

このように、同じ「眠れない」という悩みでも、漢方ではその背景にある体の状態を重視します。眠りだけを整えようとするのではなく、心身のバランスを見直すことが、健やかな睡眠につながると考えるのです。

睡眠薬を服用している方も、必要に応じて漢方を取り入れることも一つの方法です。

 

一陽館薬局では、睡眠のお悩みだけでなく、冷えやほてり、疲れやすさ、胃腸の状態なども含めて丁寧にお伺いし、お一人おひとりに合った漢方をご提案しています。

「眠っているのに疲れが取れない」「以前より眠りが浅くなった」と感じている方は、睡眠の質を見直してみませんか。

 

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一陽館薬局
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