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漢方から考える睡眠の質

2026年10月14日

睡眠時間は確保しているのに、朝から疲れが残っている。
夜中に何度も目が覚める。
寝つきはよくても、ぐっすり眠れた感じがしない。

そんな睡眠の悩みはありませんか?

眠りの悩みには、寝つきの悪さだけでなく、途中で目が覚める、眠りが浅い、朝すっきり起きられないなど、さまざまな背景があります。

大切なのは、単に眠る時間を確保することだけでなく、十分な睡眠時間と、休養が得られる睡眠の両方を目指すことです。

 

慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下は、食欲を調整するホルモンや血糖値の調節、脳の働きなどに影響し、肥満や代謝異常、認知機能の低下とも関連することが知られています。

例えば、睡眠不足では食欲を抑えるレプチンなどの働きが変化し、食欲が増しやすくなることがあります。また、睡眠と血糖調節には密接な関係があり、睡眠の乱れが代謝の負担につながることもあります。睡眠中には脳内の老廃物の排出に関わる仕組みも働いており、睡眠と認知機能の関係についても研究が進められています。

 

では、漢方では睡眠の悩みをどのように考えるのでしょうか。

漢方では、眠れないという症状だけでなく、心身を休ませる働きや、体を養う「血(けつ)」、体の潤い、熱のこもりなどにも目を向けます。

漢方でいう「安神(あんじん)」は、精神を落ち着かせ、心を安らかにする働きを指します。安神に関わる生薬を用いる場合も、体質や症状に応じて処方を選びます。

例えば、疲れやすく眠りが浅い方では、脾胃の働きを整えながら心を養うことを考えます。一方、ほてりや寝汗を伴い、夜になっても気持ちが落ち着かない方では、体の潤いの不足や熱のこもりに着目することがあります。

同じ「眠れない」という悩みでも、背景は人それぞれです。だからこそ漢方では、寝つきや中途覚醒だけでなく、冷えやほてり、疲労感、食欲、気分の変化なども含めて、体全体の状態を確認します。

 

「眠っているはずなのに疲れが取れない」
「年齢とともに眠りが変わってきた」
そんなときは、眠れないことだけでなく、その背景に目を向けてみませんか。

一陽館薬局では、お一人おひとりの体質や日々の体調を丁寧に伺い、睡眠のお悩みに合わせた漢方をご提案しています。

気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

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