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寝汗をかくのは「暑がり」だからではないかもしれません

2026年7月28日

朝起きたとき、
「パジャマの首元が湿っている」
「エアコンをつけているのに寝汗をかく」
「夜中に汗をかいて目が覚める」

そんなことはありませんか?

夏だから汗をかくのは当たり前と思われがちですが、実は寝汗には体からのさまざまなメッセージが隠れていることがあります。

 

日中に汗をかくのは、体温を調節するための自然な働きです。
しかし、眠っている間に必要以上の汗をかく場合は、単に暑さだけが原因ではないことがあります。

漢方では、このような寝汗を「陰虚(いんきょ)」という状態と結びつけて考えることがあります。
陰とは、体を潤し、熱を適度に冷ましながらバランスを保つ働きのこと。

例えるなら、体の中の“冷却水”のような存在です。

この潤いが不足すると、体の熱をうまくコントロールできなくなり、眠っている間に熱がこもって汗として外へ逃がそうとするのです。

つまり、寝汗をよくかく方の中には、「体の中の潤い不足」が背景にあることも少なくありません。

 

寝汗が気になる方の中には、
 ・手のひらや足の裏がほてる
 ・のどが乾きやすい
 ・肌が乾燥しやすい
 ・寝つきが悪い
 ・眠りが浅い
 ・疲れが抜けにくい
といった状態がみられることがあります。

また、年齢を重ねるにつれて潤いを保つ力は少しずつ低下するため、更年期世代の方からも寝汗のご相談をいただくことがあります。

 

現代人の生活には、潤いを消耗しやすい要因がたくさんあります。

例えば、
 ・仕事や人間関係によるストレス
 ・慢性的な睡眠不足
 ・夜更かし
 ・過労
 ・辛いものやアルコールの摂り過ぎ

こうした積み重ねによって、体を冷まし潤す力が少しずつ不足していくことがあります。
寝汗は、その結果として現れる不調のひとつと考えられるのです。

 

漢方では、寝汗を単に汗の問題として捉えるのではなく、その背景にある体の状態を大切にします。

特に、潤い不足が関係している場合には、
 ・体を潤す
 ・熱のこもりを和らげる
 ・睡眠の質を整える
といった視点から体を見ていきます。

また、食事では山芋、豆乳、梨、れんこん、白きくらげなど、体を潤う方向に働くとされる食材がよく用いられます。
反対に、辛いものやアルコールの摂り過ぎは、体の潤いを消耗しやすいため注意が必要です。

 

「暑いから仕方ない」
そう思っていた寝汗も、体の状態を映し出していることがあります。

特に、
・寝汗が続く
・眠りの質も悪い
・ほてりや乾燥も気になる

という場合は、一度体質を見直してみるのもよいかもしれません。

気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

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