寒暖差疲労
気温の寒暖差が大きいことにより、自律神経の働きが乱れ、体が疲れることを「寒暖差疲労」といいます。
気温の変化に伴い、体は体温を一定に保つため自律神経を働かせて皮膚の血管を流れる血液量を調整したり、筋肉で熱を生み出したり、発汗して体温を下げたりします。
気温差が大きいと自律神経が過剰に働き、大きなエネルギーを消耗して疲労が蓄積し、肩こりや頭痛、めまい、倦怠感(けんたいかん)、便秘、下痢(げり)、不眠などの様々な心身の不調をもたらします。慢性化すると、わずかな気温差でも不調を感じやすくなります。
寒暖差疲労は心身的な不調だけでなく、精神的な不調ももたらします。
これらの寒暖差疲労の症状を放っておくと、慢性的な自律神経失調症や冷え性になる可能性もありますので、注意が必要です。
寒暖差疲労にならないために生活習慣の改善や工夫を行いましょう。
①体を温め、深部体温を高める
・入浴が最も効果的です◎
38~40℃の少しぬるめの湯船に10~20分ほど浸かりましょう。
血流を良くし、リラックス効果が期待できます。
・冷たい飲み物は控え、常温以上のものを飲みましょう。
②寒暖差をなくす
・体に寒暖差を感じさせないことが大切です。
外気温と室温の温度差が大きくならないよう調整しましょう。
→重ね着などの工夫で、本来もっている体温調節機能を弱めないようにしましょう。
③規則正しい生活習慣と適度な運動
・バランスの良い食事を1日3食
・寝る2時間前にはスマートフォンを手放し、良質な睡眠をとれるように心がけましょう。
・ウォーキングなどの適度な運動、ストレッチで筋肉や体力をつけましょう。
寒暖差疲労が気になる方は、スタッフへお尋ねくださいませ。