漢方大辞典
慢性頭痛
2026年7月17日

慢性頭痛の方の多くは、交感神経優位、血流低下、首肩の筋緊張等があります。
- 頭全体が締め付けられる
- 後頭部が重い
- 片側だけ激痛
- 目の奥が痛い
慢性頭痛の主な要因
1. 緊張型頭痛
長時間のデスクワーク、スマホ・パソコンの使い過ぎ、首・肩の筋肉の緊張、ストレス、睡眠不足、姿勢不良によるもの。
2. 片頭痛
脳の血管が拡張し、三叉神経が刺激され炎症物質が放出されることで起こります。
3. 群発頭痛
視床下部、自律神経、血管が関係すると考えられています。
4. 薬物による頭痛
鎮痛薬等の大量摂取により、薬そのものが頭痛を起こす原因になることがあります。
漢方的にみる慢性頭痛の主な要因
1. 瘀血タイプ
血流が悪くなることで、頭部へ十分な血液が届かなくなり老廃物が停滞するため頭痛につながります。
- 特徴・症状:慢性的、肩こり、首こり、刺すような痛み、生理痛、冷え
- 養生法:長時間同じ姿勢を避ける、首・肩・腰を冷やさない、入浴で体を温め、血流を促す、深呼吸を意識し、筋肉の緊張をほぐす
- おすすめ食材:玉ねぎ、青魚、黒きくらげ、黒酢、生姜、にんにく、シナモン
2. 気虚タイプ
頭へ十分な気が届かず、酸素や栄養を運ぶ力も弱くなります。
- 特徴・症状:疲れやすい、朝つらい、だるい、風邪をひきやすい
- 養生法:十分な睡眠、無理な運動を避ける、朝食をしっかり食べる、疲れたら早めに休む
- おすすめ食材:山芋、かぼちゃ、鶏肉、大豆、米、なつめ
3. 気滞タイプ
ストレスにより気の巡りが悪くなり頭部の血流も悪くなります。
- 特徴・症状:イライラ、気分の落ち込み、のどの詰まり、深呼吸したくなる、緊張型頭痛
- 養生法:深呼吸をする、朝日を浴びる、散歩をする、好きな趣味を楽しむ、頑張り過ぎない散歩をする
- おすすめ食材:みかん、レモン、大葉、セロリ、春菊、ジャスミン茶、ミント
4. 血虚タイプ
頭へ栄養を送る血が不足します。女性に多いタイプです。
- 特徴・症状:めまい、不眠、顔色が悪い、目の疲れ、髪が抜ける
- 養生法:夜更かしをしない、目を酷使しない、十分な休息をとる、食事を抜かない
- おすすめ食材:レバー、ほうれん草、黒ごま、クコの実、卵、牛肉
季節ごとの養生
春(風の季節):「巡らせる」ことが最優先
- 特徴:春は寒暖差や低気圧、高気圧の変動が大きく、自律神経が乱れやすい季節です。
ストレスが増えることで、緊張型頭痛・片頭痛が悪化しやすくなります。 - 養生法
- 深呼吸、早寝早起き
- 軽いウォーキング、ストレスをためない
- おすすめ食材:セロリ、春菊、菜の花、柑橘類、大葉
夏(心の季節):休ませる・冷ましすぎない
- 特徴:暑さによる、脱水、ミネラル不足、熱中症、睡眠不足、冷房による冷えで頭痛が増えます。
- 養生法
- 水分・電解質補給、冷たい物を摂り過ぎない
- シャワーだけで済ませず入浴する、睡眠をしっかり取る
- おすすめ食材:オクラ、モロヘイヤ、トマト、きゅうり、枝豆、豆腐、スイカ(適量)
秋(肺の季節):潤して整える
- 特徴:秋は、朝晩の寒暖差、台風、気圧変動自律神経が乱れます。
- 養生法
- 部屋の湿度を50~60%程度に保つ、肌の保湿を習慣にする
- 首を冷やさない、充分な睡眠をとる
- おすすめ食材:梨、白きくらげ、れんこん、百合根、はちみつ
冬(腎の季節):温めて蓄える
- 特徴:冬は寒さによって血管が収縮し、血流が悪化します。筋肉も硬くなり肩こりから頭痛が増えます。
- 養生法
- 首を温める、入浴
- 下半身を冷やさない、適度な筋トレ
- おすすめ食材:黒豆、黒ごま、山芋、くるみ、エビ
一陽館薬局ならではのサポート
慢性頭痛は、気圧の変化、自律神経の乱れ、血流低下、睡眠不足、胃腸機能の低下、ホルモンバランスなど、複数の要因が重なっていることが多くあります。
頭痛が起こる時間帯・季節による変化、気圧との関係、睡眠の質、ストレスや生活習慣、年齢による体力・回復力の変化まで丁寧に確認し、
お一人おひとりの体質に合わせたご提案しております。
「頭痛があるのが当たり前になっている」「痛み止めが手放せない」「天気や疲れで頭痛を繰り返してしまう」などでお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。
快適な毎日を過ごせるよう、体の土台づくりからサポートいたします。


