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”隠れ”不眠
2025年12月12日

「夜中に何度も目が覚める」
「朝起きても疲れが取れない」
「寝つきは悪くないのに日中に眠気がある」
こうした状態は、本人は「寝ている」と感じても、実は脳や体が十分に休めていない「隠れた不眠」――いわゆる”かくれ不眠”の可能性があります。
日本人の睡眠に関する調査では、
・成人の約40〜50%が「眠りに満足していない」
・約20〜30%が「睡眠の問題を自覚している」
というデータが報告されています(厚生労働省・睡眠衛生に関する調査など)。
実際に不眠と診断されるのは一部ですが、
「寝ているはずなのに疲れが取れない」「日中にぼんやりする」など、自分では気づきにくい不調が広く存在しています。
これが、いわゆる「かくれ不眠」です。
「かくれ不眠」が起こる原因としては、
① 自律神経の乱れ
現代はスマホやパソコンの画面を長時間見る習慣、夜遅くまで起きている生活が当たり前になりつつあります。
視覚刺激や仕事の緊張感は、「交感神経(緊張モード)」を無理にONにしてしまい、眠りに必要な「リラックスモード」へ移行しにくくなります。
② 体の冷えや末端の循環不良
手足の冷えや下半身のだるさがあると、体温が十分に下がらず、深い眠りが得られにくくなります。
体が十分に温まらないまま眠ると、夜中に目が覚めてしまうこともあります。
③ 心の緊張やプレッシャー
ストレスを感じていると、脳が休まらず、眠っている間も浅い睡眠が続くことがあります。
これは「眠っているつもりでも休息できていない状態」と言えます。
漢方的では、眠りに関係する原因をトータルにみています。
🔸体内のめぐりを整える
体のめぐりがスムーズだと、末端まで熱や栄養が行き渡り、寝入りが良く、深い睡眠が得られやすくなります。
🔸朝から夜までリズムを整える
日中に活動し、夜はしっかり休むサイクルをつくることが大切です。
昼間の適度な運動や太陽の光を浴びることは、脳の睡眠調整機能を助けてくれます。
🔸体を温める
体が冷えていると、眠りが浅くなりやすい傾向があります。
夜は温かい飲み物や湯舟につかる習慣が、眠りの深さを助けてくれます。
漢方では、これらを踏まえながら、体の状態に合わせてバランスを整え、眠りの質を高めることを目指します。
【眠りの質を高めるために、今日からできること】
◎ 夜寝る2時間前はスマホ・パソコンを控える
◎ ぬるめのお風呂(38〜40°C)にゆっくり浸かる
◎ 朝に太陽の光を浴びる
◎ 軽いストレッチや深呼吸を習慣にする
◎ 寝室を少し暗め・静かにする
こうした習慣は、眠る準備を整えてくれます。
実際、就寝前にスマホを控えるだけでも、眠りの深さが改善したという報告が複数の研究で確認されています。
日本では、成人の多くが「眠りに満足していない」と感じているという調査もあり、実際以上に眠りの質が低下している人が少なくありません。
こうした状態は、生活リズムの乱れ、体の冷え、精神的な緊張などが少しずつ積み重なることで起こりやすくなります。
東洋医学では、眠りの深さは体の巡りやバランスと密接に関係していると考えられており、体の働きを整えることで睡眠の質を高めていくことができます。
不眠を「ただ寝られないこと」と考えるのではなく、漢方で足りないものを補い、深くて心地よい眠りを取り戻していきましょう。
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