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舌でみる あなたの体質は? ~気滞タイプ~

2025年11月17日

◆ 気滞(きたい)とは
「気滞(きたい)」とは、体の中を巡る“気(エネルギー)”の流れが滞った状態を指します。
気は体の活力・巡り・感情の動きまでを支える大切な要素で、その流れがスムーズでなくなると、体と心の両面に不調が表れやすくなります。

 

◆ どんな体質?
ストレスや緊張の影響を受けやすく、気の流れが詰まりやすい傾向があります。
気の停滞は、張り・痛み・イライラ・ため息など、感情や身体のあらゆる動きをギクシャクさせます。
気を発散する機会が少なく、ストレスをため込みやすい人に多く見られる体質です。

 

◆ よく見られる症状の特徴
・胸や横腹がつかえる感じ、張って苦しい
・お腹にガスが溜まりやすく、ゲップやおならが増える
・喉につまり感があり呼吸しづらい
・頭痛や肩こりがストレスと連動して悪化する
・ため息が増える、呼吸が浅くなる
・気分が晴れず、イライラや落ち込みが起こりやすい
・女性の場合、生理前に情緒不安定になりやすい

 

◆ 気滞体質チェックリスト
当てはまる項目が多いほど、「気の流れが滞りやすいタイプ」と考えられます。
□ イライラしやすい、気分がすぐれない
□ ため息が増える・胸がつかえる
□ お腹が張りやすい、ガスが多い
□ 喉に何かつまった感じがある
□ 肩こりや頭痛がストレスと連動する
□ 生理前に情緒の乱れが強くなる
□ 呼吸が浅く、緊張が続きやすい
□ 舌が赤みを帯び、苔がやや厚い
□ スマホ・PCの使用時間が長い
□ 頭だけが働き続けている(考え事が多い)
□ 気持ちを我慢しがちで、感情表現が苦手

→ 5つ以上当てはまる場合は、「気を巡らせる生活」を意識することが改善のポイントです。

 

◆ 気滞体質の生活習慣アドバイス
 気滞の改善には、「溜まった気を発散し、巡らせる生活」が大切です。
 ストレスや抑圧が気滞を悪化させるため、心と体の緊張をゆるめることが第一歩になります。

◎ 深呼吸・ストレッチでめぐりを促す
 気滞の改善には、「気の流れをゆるめる」「滞らせない」習慣が大切です。

◎ 自然や広い場所でリフレッシュ
 閉塞感は気の停滞につながります。
 公園や海辺など、開放的な場所でリフレッシュする時間を意識的に作りましょう。

◎ 香りを取り入れて気分転換
 柑橘系などのさわやかな香りは、気の流れを軽やかにしてくれます。

◎ 気持ちを吐き出せる相手をつくる
 不満やモヤモヤの抱え込みは気の停滞のもと。
 信頼できる人に話を聞いてもらうことで、気がふっとゆるみます。

忙しさや我慢を続けるほど気滞は固まりやすくなるため、意識的に「余白」をつくることが大切です。

 

◆ 食事や生活で気をつけること
気滞体質の人は、「香り」「発散」「巡りの良いもの」を取り入れると効果的です。

◎ おすすめ食材
 みかん、ゆず、レモンなどの柑橘類
 しそ、ミント、バジルなど香味野菜
 玉ねぎ、ねぎ、生姜など巡りを助ける食材
 黒酢、梅干しなどの酸味で気の巡りをサポート
 →軽い運動と組み合わせるとより効果的

✕ 注意したい食材・習慣
 脂っこいもの、濃い味
 暴飲暴食
 夜更かし、ストレスの抱え込み
 長時間の同じ姿勢(座りっぱなしなど)

◎ プラスαの養生
 朝に軽く体を動かす
 小さな悩みを溜め込まず、こまめに解消
 よく笑う・歌う・話すなど「気を外へ」発散する習慣を意識する

 

◆ まとめ
気滞体質は、「気の流れが停滞することで心と体が張り詰めている状態」です。
生活習慣を少し整えるだけでも、気は軽やかにめぐります。
体質に合わせた漢方と日々の養生で、無理のない範囲で「気が巡る習慣」を取り入れ、心身の伸びやかさを取り戻していきましょう。

 

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