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更年期女性に多い「梅核気」とは
2026年6月29日

「喉に何かが引っかかっている感じがする」
「飲み込んでも取れない」
「病院で検査を受けても異常がないと言われた」
そんな喉の違和感に悩んでいる更年期世代の女性は少なくありません。
このような状態を、漢方では「梅核気(ばいかくき)」と呼びます。
梅の種が喉に詰まったように感じることから名付けられた症状で、実際には異物がないにもかかわらず、つかえ感や圧迫感が続くことが特徴です。
更年期は女性ホルモンの変化によって自律神経が乱れやすくなる時期です。
さらに、子育てや親の介護、仕事や家庭での責任など、心身への負担が重なりやすい年代でもあります。そのため、喉の違和感として不調が現れることがあります。
漢方では、梅核気の大きな原因のひとつとして「気滞(きたい)」であると考えます。
気滞とは、ストレスや緊張、不安などによって身体の巡りが滞った状態です。
気滞が起こると、喉のつかえ感だけでなく、ため息が増える、胸が苦しい、お腹が張る、イライラしやすい、気分が落ち込みやすいといった症状が現れることがあります。
特に真面目で頑張り屋の方、人に気を遣いすぎる方は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込みやすく、気滞の状態になりやすい傾向があります。
また、梅核気には「痰湿(たんしつ)」も深く関係しています。
痰湿とは、体内の水分代謝がうまくいかず、余分な水分や老廃物が停滞した状態を指します。
痰湿があると、喉に何かが貼り付いているような感覚や、痰が絡む感じが続きやすくなります。
さらに、むくみやすい、頭が重い、めまいがする、胃腸の調子がすっきりしないなどの症状を伴うこともあります。
更年期になると代謝機能が低下しやすくなるため、以前は気にならなかった湿気や冷たい飲食物の影響を受けやすくなります。その結果、痰湿が蓄積し、梅核気として現れることがあるのです。
実際には、気滞だけ、痰湿だけというよりも、ストレスによる巡りの悪さと水分代謝の低下が重なっているケースが少なくありません。
そのため対策としては、ストレスを上手に発散することに加え、適度な運動や十分な睡眠を心がけることが大切です。
また、冷たい飲み物や甘いものの摂り過ぎを控え、胃腸に負担をかけない食生活を意識することも役立ちます。
喉の違和感が続くと不安になりますが、検査で異常が見つからない場合には、身体全体のバランスを見直してみることも大切です。
更年期特有の変化が背景に隠れていることもあるため、体質に合わせたケアを取り入れていきましょう。
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