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夜になると足がムズムズする
2026年6月2日

横になってさあ眠ろうとしたとき、
足の奥からじわじわとムズムズした感覚が湧き上がってくる。
じっとしていられず、足を動かすと少し楽になるけれど、またすぐに戻ってくる‥。
そんな経験はありませんか?
この症状は「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」として医学的にも認知されており、睡眠の妨げになるだけでなく、日中の疲労感や集中力の低下にもつながることがあります。「病院で相談したけれどはっきりしなかった」「薬を飲んでも改善しない」という方が、漢方薬局を訪ねてくださることも少なくありません。
西洋医学ではドーパミンの機能異常や鉄分不足などが原因として挙げられますが、漢方ではより広い視点から体全体の状態を見ていきます。
足のムズムズは、漢方的には主に「血(けつ)の不足」や「血の巡りの滞り」と関係が深いと考えます。
血は全身の筋肉や神経に栄養を届ける役割を担っています。
この血が不足したり、末端まで十分に巡らなくなると、足の深部に「なんとも言えない不快感」として現れることがあります。特に夜間は体を横にすることで血の巡りが変化しやすく、症状が出やすくなると考えられています。
また、体の余分な熱がこもる「熱感」が関与しているケースも見られます。足の裏がほてる、夜間に体が火照るといった症状を伴う方は、このタイプに当てはまることがあります。
足のムズムズに加えて、次のような状態が見られる場合、漢方的なアプローチが助けになることがあります。
こんな症状が重なっていませんか?
◎ 顔色が淡い、爪が割れやすい、髪がぱさつく → 血の不足が全身に出ているタイプ
◎ 足が冷えるのにムズムズする → 血の巡りが滞り、末端まで温かさが届いていないタイプ
◎ 足裏のほてり・寝汗・のぼせがある → 体の潤いが不足し、熱がこもりやすいタイプ
◎ 更年期の症状と重なっている → ホルモンバランスの変化による血の不足・熱感が関係していることも
ひとつだけでなく、複数が重なっている方も多く見られます。
漢方では、足のムズムズという症状だけを切り取って処方を決めることはありません。
体質・体の状態・ほかに出ている不調との関係を丁寧に確認したうえで、その方に合った処方をお選びします。
「なぜ夜だけ症状が出るのか」「冷えているのにほてるのはなぜか」
そういった疑問にも、漢方の視点からひとつひとつお答えしながら、体の根本から整えるお手伝いをします。
長年悩んでいる方ほど、「どうせ治らない」とあきらめてしまっていることがあります。
でも、体質に合ったアプローチをすることで、症状が和らいだとご報告いただけることも多い症状のひとつです。
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