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その耳鳴り、どんな音ですか?

2026年6月10日

先日、5年ほど前から耳鳴りに悩まれているお客様がご相談に来られました。
耳鼻科を受診しても「異常なし」と言われ、「加齢によるものだから仕方ない」と説明を受けたことで、長年つらい症状を抱えながらも半ばあきらめて過ごされていたそうです。

漢方の視点では、耳鳴りは体の内側の状態が音として現れているものと捉え、その背景にある体質から丁寧に紐解いていきます。

 

耳鳴りの音で、体の状態がわかる!?

〈高音・金属音タイプ〉「キーン」「ピー」
突然鳴り始め、音が高く鋭い耳鳴りは、体の中に熱や圧力がこもっているときに現れやすいとされます。
ストレスや怒り、緊張が続いたときに悪化しやすく、頭痛や顔のほてり、口の苦みを伴うこともあります。
比較的若い方や、働き盛りの方に見られやすいタイプです。

〈低音・持続音タイプ〉「ジー」「ボー」
低く、こもったような音がずっと続く耳鳴りは、体の根本的なエネルギーや栄養が不足しているときに現れやすいとされます。
疲れたとき・睡眠不足が続いたときに悪化し、休むと少し楽になるのが特徴です。
加齢とともに気になり始めた方や、長年の疲労が蓄積している方に多い印象です。

〈波状・不規則音タイプ〉「ザーッ」「ゴーッ」
波が打ち寄せるような、あるいは風が吹き抜けるような耳鳴りは、体の中の水分バランスの乱れが関与していることがあります。
めまいや立ちくらみ、頭重感を伴うことが多く、内耳のむくみに近い状態と漢方的には捉えることができます。
天気や気圧の変化で症状が左右される方にも、このタイプが見られます。

〈夜間・安静時タイプ〉静かになると気になる
昼間は気にならないのに、夜横になると耳鳴りが強くなる。このタイプは、体の潤いや栄養が全体的に不足しているサインであることが多いです。
不眠・寝汗・のぼせを伴う方に見られやすく、更年期の時期と重なって現れることもあります。

 

漢方では、音の種類だけでなく、いつ出るか・何で悪化するか・ほかにどんな不調があるかを丁寧に確認したうえで、その方に合った処方を選んでいきます。

漢方では、耳は「腎(じん)」と深い関わりを持つ器官とされています。
腎は生命エネルギーの根本を蓄える場所であり、加齢や過労によってその力が衰えていきます。腎の力が低下すると、耳への栄養が届きにくくなり、耳鳴りや難聴として現れやすくなると考えられています。
しかし、耳鳴りの背景は腎の衰えだけではありません。
ストレスによる熱のこもり、水分代謝の乱れ、血の不足。それぞれ異なる体質的な背景があり、同じ「耳鳴り」という症状でも、アプローチはまったく変わります。

 

“病院では異常なし”と言われながらも、
「耳鳴りがひどくて眠れない」
「音が二重に聞こえる気がする」など
毎日耳鳴りに悩まされている方は少なくありません。

あきらめてしまう前に、ぜひ一度お体を見直してみませんか。
症状が長く続くほど、体質からの立て直しには時間がかかることもあります。
気になり始めたら、ぜひ早めにご相談ください。

ご相談予約は、電話またはLINEからご予約ください。

 

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