漢方大辞典
花粉症
2026年4月12日

花粉症は、Ⅰ型アレルギー反応に分類され、単なる季節性の鼻炎ではなく、免疫・粘膜・自律神経・生活習慣が複雑に関与する全身性アレルギー反応です。
- 鼻水が続く(サラサラ・止まらない)
- 鼻づまりで呼吸がしづらい
- 目のかゆみや充血、涙が出る
- 目のかゆみや充血、涙が出る
- のどの違和感やイガイガ
- 特徴・症状:粘膜バリア低下、防御力が弱いタイプ
- 養生法:無理をしない(過労NG)、しっかり睡眠(気の回復)、朝の軽い活動(肺の働きを促す)
- おすすめ食材:白米、山芋、豆腐、人参、大豆製品
- 特徴・症状:鼻水が多い・重だるいタイプ
- 養生法:食べ過ぎない(腹八分)、規則正しい食事時間
- おすすめ食材:はとむぎ・小豆・生姜
- 特徴・症状:毎年繰り返すタイプ(体の“土台(腎)”から整えることが大切)
- 養生法:しっかり睡眠(最重要)、過労を避ける、無理な運動をしない
- おすすめ食材:黒ごま・くるみ・山芋
- 特徴・症状:外邪による急性反応
- 養生法:首・背中をしっかり温める、冷たい風・冷房を避ける、入浴でしっかり温まる
- おすすめ食材:生姜・ねぎ・シナモン
- 特徴:春は症状の変動が激しく(風の性質)上半身(鼻・目)に集中しやすい、ストレスで悪化しやすいです。
- 養生法
- 朝の軽いストレッチ・散歩(気を巡らせる)、首・背中を冷やさない(風の侵入防止)
- 花粉対策(マスク・洗顔)
- おすすめ食材:しそ・みょうが・ねぎ、春野菜(セロリ、菜の花、タケノコ)、陳皮、ハーブティー(カモミール、ラベンダー)
- 特徴:夏は花粉症症状は軽減もしくは消失しやすいかわりにだるさ・食欲不振・下痢・胃腸不調・汗をかきやすくなります。
- 養生法
- 冷たい飲食を控える、胃腸にやさしい食事
- 適度な発汗+しっかり休息
- おすすめ食材:はとむぎ・山芋・米類、冬瓜、きゅうり、緑豆、とうもろこしのひげ茶
- 特徴:秋は鼻のムズムズ感、乾燥による軽い鼻炎、咳・のどの違和感、皮膚乾燥が出やすくなります。
- 養生法
- 加湿・のど鼻の保湿、深呼吸(肺機能強化)
- 早寝(陰を養う)
- おすすめ食材:梨、白きくらげ、山芋、豆乳、はちみつ
- 特徴:冬は症状はほぼ出ない、冷え・疲労感、免疫低下(風邪ひきやすい)が起こりやすいです。
- 養生法
- しっかり睡眠(最重要)、腰・足元を温める
- 無理をしない生活
- おすすめ食材:生姜、黒豆、クコの実、山芋、羊肉、ねぎ、黒豆、根菜類
花粉症の主な要因
1. 免疫の過剰反応
2. ヒスタミンなど炎症物質の放出
3. 粘膜バリア機能の低下
4. 自律神経の乱れ
漢方的にみる花粉症の主な要因
1. 肺気虚タイプ
2. 脾虚タイプ
3. 腎虚タイプ
4. 風寒・風熱タイプ
季節ごとの養生
春(風の季節):「巡らせる」ことが最優先
夏(心の季節):冷やしすぎない
秋(肺の季節):潤して整える
冬(腎の季節):温めて蓄える
一陽館薬局ならではのサポート
花粉症は、単なる「季節性の鼻炎」ではありません。
西洋医学では、スギやヒノキなどの花粉に対して免疫が過剰に反応するとされ、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されることで、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみといった症状が引き起こされます。
近年ではさらに、腸内環境の乱れ、皮膚バリア機能の低下、自律神経の不安定、ストレス、生活習慣の変化がアレルギー反応を増強することが明らかになってきました。
つまり花粉症は、外からの花粉だけでなく、体内環境の状態によって発症・重症化が左右される疾患といえます。
一陽館薬局では、花粉症を単に抑える対象ではなく、
「なぜ過剰に反応してしまう体質になっているのか」という根本に着目します。反応しにくい体へ導くことが、長期的改善には不可欠です。
花粉症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが、一人ひとりの体質と生活に寄り添ったサポートをさせていただきます。


