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「冷え」にお悩みの方へ

2026年1月27日

「血流が悪い気がするんです」
「手足が冷たくて、なかなか眠れなくて…」

こんなお声、よく聞かれます。
いわゆる「冷え性」のお悩みですね。
実はこの冷え、ひとつの原因だけではなく、タイプによって冷え方が違うことをご存じでしょうか。

体質や生活習慣によって、冷えの出方はさまざまです。
① いつも全身が冷える
② 手足の先が冷える
③ 腰や下半身が冷える
それぞれ、漢方では違った視点で考えます。

 

① 全身がいつも寒いタイプ

季節に関係なく体全体が冷える方は、
体を温めるための「血」が不足している血虚
さらに血を巡らせるエネルギーである「気」も弱い気虚の状態が考えられます。

しっかりお風呂で温まったはずなのに、
出た途端にスーッと冷えてしまう…そんな経験はありませんか?

このタイプの方は、胃腸が弱い傾向があり、
食事から十分な栄養を吸収できず、血や気を作り出しにくいことが根本にあります。
脂っこいものや甘いものの摂りすぎ、食生活の乱れが重なると、さらに体調を崩しやすくなるため注意が必要です。

疲れやすい、めまい、お腹の張り、軟便・下痢などを伴うこともあります。

*おすすめの食材*
しょうが、ネギ、シナモンなど体を温めるもの
枸杞の実、ほうれん草、なつめ、人参、かぼちゃ
卵、豆腐など胃にやさしいたんぱく質

 

② 手足の先が冷えるタイプ(いちばん多いタイプ)

もっとも多いのが、血行不良による冷え。
漢方ではこれを瘀血(おけつ)と考えます。

血の流れが滞りやすく、体のすみずみまで温かさが届かないため、
手足の先が冷えやすくなります。

冬、暖房の効いた部屋にいると、
足元は冷たいのに、顔や頭がのぼせるように熱くなる…
そんな方はこのタイプかもしれません。

冷えるとさらに血流が悪くなり、
一方で温めすぎると熱がこもって「冷えのぼせ」になることも。

しびれや痛み(頭痛・関節痛・生理痛)、
肌のくすみ、しみ、青あざができやすいといったサインが見られることもあります。

*おすすめの食材*
ニラ、玉ねぎ、青魚、よもぎ、らっきょう
黒きくらげ、ひじきなどの黒い食材

 

③ 腰や下半身が冷えるタイプ

年齢とともに冷えを感じやすくなってきた方は、
体の土台となる「腎」の働きが弱くなっている腎虚の状態が考えられます。

腎は、体を温めるエネルギー(陽気)を支える大切な存在。
そのため腎が弱ると、特に腰や下半身に冷えが出やすくなります。

更年期以降に冷えが強くなったと感じる方は、
無理をせず、しっかり養生することが大切です。

物忘れ、不眠、腰痛、足腰のだるさ、夜間頻尿、尿もれなどを伴うこともあります。

*おすすめの食材*
くるみ、山芋、黒ごま、松の実
えび、羊肉、にら、スッポンなど

 

冷えは体質を知るための大切なヒントです。
自分の冷えのタイプを知り、体に合った養生や漢方を取り入れることで、少しずつ体調は整っていきます。

無理に我慢せず、「どうして冷えているのかな?」と体に目を向けて、心地よく過ごせる毎日を目指していきましょう。

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一陽館薬局
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