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“乾燥性咳嗽(かんそうせいがいそう)”をご存知ですか?

2026年1月23日

風邪は治ったはずなのに、
コンコンと乾いた咳だけが長引く。
痰はほとんど出ず、のどがイガイガする。
夜や明け方、エアコンの効いた部屋で咳が出やすい‥。

このような咳を、乾燥性咳嗽(かんそうせいがいそう)と呼びます。
特に40代以降の更年期世代では、このタイプの咳に悩まされる方が増えてきます。

呼吸器系の調査では、
3週間以上続く咳を経験したことがある人は成人の約30%。
さらにその中で、「痰がほとんど出ない咳」を訴える人は中高年層に多いとされています。

また、女性は40代後半から
・喉の乾燥
・粘膜の弱り
・咳への過敏さ
を感じやすくなる傾向があることも報告されています。

 

【なぜ更年期に乾いた咳が増えるのか】

一つ目に”潤いを保つ力の低下”が考えられます。
年齢を重ねると、のどや気道を守る潤いが減りやすくなります。
粘膜が乾くことで、ちょっとした刺激でも咳が出やすくなります。

二つ目に”ホルモンバランスの変化”
女性ホルモンは、皮膚や粘膜の状態とも深く関係しています。
更年期にその分泌が揺らぐことで、喉の乾き・違和感・咳が起こりやすくなります。

三つ目は”自律神経の乱れ”
ストレスや睡眠不足が重なると、咳反射が過敏になり、実際には異物がなくても咳が出続けてしまうことがあります。

漢方では、乾燥性の咳を
「潤いが足りず、喉や肺が刺激に弱くなっている状態」として捉えます。

 

特に更年期世代では、
・体をしっとり保つ力の低下
・回復力の衰え
・緊張しやすさ
が重なり、咳が長引きやすくなります。

そのため、単に咳を止めるのではなく、喉や肺をいたわり、体の内側から整えることが重要と考えます。

 

こんな特徴はありませんか?
・咳は出るが痰はほとんど出ない
・夜や明け方に咳き込みやすい
・エアコンの風で咳が出る
・喉が乾きやすく、声がかすれる
・疲れると咳が悪化する
・更年期症状(ほてり・不眠・気分の揺れ)も感じている

これらが重なる場合、体の潤いと回復力が追いついていない可能性があります。

 

乾燥性咳嗽に対して漢方では、
喉や肺をやさしく潤す
過敏になった反応を落ち着かせる
体の回復力を底上げする
といった視点で整えていきます。

更年期世代の咳は、体全体の変化の一部として現れていることが多いため、咳だけでなく、睡眠・疲労感・冷え・気分の状態も一緒に見ていくことが大切です。

乾燥性咳嗽は単なる喉の問題ではなく、年齢や女性ホルモンの変化、体の潤い不足が重なって起こりやすい不調です。

 

「風邪じゃないのに咳が続く」
そんなときこそ我慢をせずに早めに整えていくことが、長引かせないための近道だと思います。

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