” 夏 “の冷え性

夏になると、外は蒸し暑く、日差しは照りつけるように強いのに、手足はいつも冷たいなど、「夏の冷え性」に悩む人も多いと思います。

冷えでお悩みの方には様々な体質がありますが、多くの方に当てはまるのが「瘀血」です。
「瘀血」とは漢方でいう「気・血・水」のうち「血」の流れが滞った状態のことです。
主な要因は、冷え、ストレス、運動不足、偏った食生活などが挙げられます。
特に、脂肪分の多いものや、味の濃いもの、糖分の多いものなどを好んで摂っていると、 汚れた血液が停滞し、体のすみずみまで温かい血が行き渡らなくなり、血行不良となります。
そして、栄養も行き渡りづらくなり、新陳代謝が低下し、老廃物が蓄積されやすくなることもあります。

「瘀血」のサインは主に、肌と婦人科系にあらわれやすいと言われています。
瘀血をそのままにしておくと悪化し、生活習慣病や、 重い循環器疾患などの心配もありますので、毎日の生活習慣や食生活を見直すことが大切です。
体内の血液不足により、うまく巡らずに血行不良になっている場合もありますので、 血の不足の解消も必要になってきます。
まずは血行を良くすること！冷やさないこと！がポイントです。

【血の流れを助ける食材】
黒きくらげ、シナモン、 イワシ、サバ、アジ、サンマなどの青魚
ミョウガ、ニンニク、大葉、ショウガ 玉ねぎなどの香味野菜

【血不足を助ける食材（黒いものや赤いもの）】
黒きくらげ、黒ゴマ、ひじき、 なつめ、ほうれんそう、人参

暑い日が続き、冷たいものを好む時期ですが、体を冷やし過ぎないようにしましょう。
冷えは勿論、血行を促進し「瘀血」を和らげる漢方もあります。
毎日欠かさず続けていただくことで、改善します。
お気軽にご相談くださいね。