夏バテの正体は「かくれ脱水」!?

「何となくだるい」
「食欲がない」
「立ちくらみがする」
この時期によく聞く“夏バテ”や“熱中症”の症状。
実はその背景に、“かくれ脱水”が関係していることがあります。
「水はちゃんと飲んでるはず…」
そう思っていても、体の中ではすでに水分やミネラルがじわじわ失われていることもあります。
今日はそんな“かくれ脱水”について、少し深掘りしてみましょう。
【「かくれ脱水」とは?】
脱水症というと、ひどく汗をかいて意識がもうろうとするイメージがあるかもしれません。
でも“かくれ脱水”はもっと静かに、じわじわと進行します。
✔️ 喉が渇いたと感じる前に始まっている
✔️ 皮ふや粘膜、筋肉などの水分が徐々に減っていく
✔️ 熱がこもりやすく、体温調節がうまくできなくなる
つまり、「明らかな脱水ではないけれど、体の中はすでにカラカラになりかけている」状態。
気づかないまま放っておくと、夏バテや熱中症の引き金にもなってしまうのです。
漢方の世界では、「津液(しんえき)」と呼ばれる体内の水分が、健康を保つために欠かせない存在と考えられています。
津液は、汗・唾液・血液・リンパ液…といった“体に必要な潤い”全般を指し、これが不足すると、以下のような症状が現れることがあります。
🔹 舌が乾く/口が粘つく
🔹 足がつる/筋肉がピクピクする
🔹 肌が乾燥する
🔹 排尿が減る/色が濃くなる
🔹 便秘ぎみになる
こうした不調は、津液(体内の水分)の不足を知らせるもの。
西洋医学でいう「軽度の脱水症」と、東洋医学の「陰虚(いんきょ)」「津液不足」は、とても近い状態だと考えられています。
【なぜ、かくれ脱水が起きるの?】
🌀 発汗量が増える(気づかぬうちに)
高温多湿の夏は、体温調節のために大量の汗をかきます。
見えない蒸発も多く、自分ではわからないうちに水分を失っています。
🌀 冷たいものの摂りすぎ
冷たい飲み物やアイスの摂りすぎで胃腸が弱り、水分の吸収力が落ちてしまいます。
結果、水を飲んでも「うまく体に入らない」ことに。
🌀 加齢による感覚の鈍化
高齢になると、喉の渇きを感じにくくなったり、尿量や体液調節の機能が低下して、知らぬ間に脱水が進むケースも多いです。
かくれ脱水は、「ただ水を飲めばOK」ではありません。
体の中の水分は、“気(き)”や“血(けつ)”と一緒に流れることで全身に届けられます。
つまり、水分を巡らせ、体にしっかりと吸収させる“力”が必要なのです。
とくに、夏の疲れや胃腸の弱りがあると、水を飲んでも「うまく吸収されない」「飲んでもだるい」と感じることがあります。
そこで、水分を“巡らせて使える水”に変えるサポートとしておすすめしたいのが、
🔸麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
麦味参は、「気(=エネルギー)」と「津液(=体液・潤い)」を同時に補ってくれる処方です。
✔️ 体力や汗で消耗した「気」を補い
✔️ 水分代謝を助けて、必要な潤いを保ち
✔️ むくまず、内側から潤す力を支えてくれます
という特長を持つ、夏場にぴったりの漢方です。
「水は飲んでいるのに疲れる」「すぐにバテてしまう」
そんな方にとって、麦味参顆粒は“水とエネルギーの巡り”を支える漢方として心強い味方になります。
かくれ脱水チェックポイント
🟢 あなたはいくつ当てはまりますか?
☐ 1日2回以上、あくびが出る
☐ 立ちくらみやふらつきがある
☐ 口がよく渇く/唇が乾燥している
☐ 尿の色が濃く、回数が減った
☐ 夜になると足がつりやすい
☐ 暑いのに汗をあまりかかない
3つ以上当てはまる方は、津液(=体の潤い)が不足しているかもしれません。
かくれ脱水は、ほんの小さな不調から始まります。
なんとなくの不調が続くときは、水分補給の方法そのものを見直すことが必要かもしれません。
こまめな水分・塩分補給に加えて、
◎胃腸にやさしい温かい食事
◎汗で消耗した気と潤いを補うケア
◎巡らせて、吸収させる漢方の知恵
こうした「内側から潤す工夫」が、夏を乗り切る力になります。
夏の疲れが気になる方は、麦味参顆粒のような補気・補陰の処方を取り入れて、
水だけでは届かない“深いところ”まで整えてみませんか?
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