” 湿濁 ”
“湿濁(しつだく)”という言葉をご存じですか。
身体には適度な潤いが必要です。
しかし、これがうまく代謝されず停滞すると、汚く濁った湿気 ”湿濁”となり、体調を崩す原因となります。
頭が重い、痛い
食べ物が美味しく感じない
水あたり、軟便、下痢
身体がだるく、浮腫む
疲れると胃腸の調子が悪くなる etc.
こんな時は、ジメジメ湿気のトラブルだと考えられます。
湿気が高くなると、まず影響を受けやすいのは消化器系の働きです。
消化器系は、”乾燥を好み湿気を嫌う”という特徴があるので、湿気が体内に入ってくると、働きが低下します。
その上、蒸し暑さから過剰に冷たいものを取ると悪循環になり、食欲不振、腹部膨満感、軟便、下痢、吐き気などの症状が現れます。
私たちは、体質的に身体が湿気の影響を受けやすい上に、冷たい飲み物や食べ物を好む傾向が強く、夏になると胃腸障害の症状が目立つようになります。
冷たい物を摂りすぎると、体の中によけいに湿濁がたまってしまいます。
こんな時は、余分な湿濁を取り除き、水はけをよくしてあげましょう。
湿濁におすすめ生薬
【白朮(びゃくじゅつ)】
〈基原〉キク科のオケラの根茎
〈効能〉利水作用、止汗作用、健胃作用
【茯苓(ぶくりょう)】
〈基原〉サルノコシカケ科マツホドの菌核
〈効能〉利水作用、健胃作用
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