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血圧の基準値が変わりました

今年の4月から血圧の基準値が変わったことをご存じですか?

特定検診(※)における勧奨と判断される基準値が、
140/90mmHgから160/100mmHgへ上がり、変更となりました。

(※) 特定健診とは
生活習慣病の予防のために、対象者(40歳~74歳)の方にメタボリックシンドロームに着目した健診のこと。

現在の正常血圧は120/80mmHg未満とされており、120/80mmHg以上になると「正常高値血圧」「標準高値血圧」などと言われ、脳卒中や心臓病にかかるリスクが高くなります。
→“正常値の範囲内だけど、血圧が高めなので、注意が必要ですよ”ということです。

血圧が多少高くても、自覚症状がない方がほとんどです。
血圧がかなり高いときは「頭痛」「めまい」「動悸」「肩こり」などが起きやすいと考えられています。

今までは以上で140/90mmHg「高血圧」とされてきましたが、今回この”高血圧”の基準が160/100mmHgに変更となりました。
血圧の正常値は、昔の基準から下がってきた歴史があります。
ただ、特定検診で推奨される血圧の基準が上がったことはなかったので、これは大ニュースです!!

そもそも、血圧の数値は何を表しているのか?
血圧とは、心臓から全身に送り出される血液が、血管の内側に与える圧力のことを表しています。
「水がホースから出る勢い」をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

基準値が上げられると「今まで血圧を下げる薬を飲んでいた人は、飲まなくてもいいのか?」と疑問が出るところですが、あくまでも「特定検診の高血圧の推奨基準」となり、血圧が低いほうが病気のリスクが少ないことには変わりありません。

血圧は体調管理の“大切なバロメーター”となるので、具体的な不調がない方も数値にとらわれず、血管を健康に(血管を丈夫に)、(血管力をつけ)、健康長寿をめざしましょう。

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