さまざまなトラブル

アトピー性皮膚炎

皮膚科で「アトピー性皮膚炎」の診断を受け、治療したがなかなかよくならない、薬を使用し続けることに不安を感じている、症状が出にくい体をつくっていきたい、など、前向きに体質改善を望まれるかたに漢方でお手伝いできることがあります。
「皮膚は内臓の鏡」といわれますが、アトピー性皮膚炎では、特に敏感に反応しやすいため、「食べたもの」の影響がすぐに反映されます。まずは、食事改革と同時に漢方薬で「脾」(胃腸機能)を整えることが大切です。

ストレスや受験期などに悪化するようなケースでは、過度なストレスにより自律神経のバランスが乱れることで、うまく調整ができなくなっています。ストレスが増えるのもやむを得ない時期には、なるべく生活リズムを安定させながら漢方薬で「肝」(自律神経系)や「肺」(皮膚の抵抗力)の働きを整え補っていくことで負担を軽減していきましょう。

赤み、かゆみ、かさかさ、ジクジク、ゴワゴワ・・・など、お肌の状態は、人によっても時期によっても変化しますので、質・量的にちょうどいいスキンケアをすることは大切です。肌に負担をかけず整えていくために、安心してお使いいただけるものをご提案していきます。

アレルギー

特定の物質に接触することによって発症しますが、発症部位や症状は人それぞれです。
皮膚は皮膚用に、鼻は鼻用に・・・と様々な対処薬がありますが、漢方による体質改善では、同じような環境になっても症状が出にくい体づくりを考えていきます。

自分がどのような場合にアレルギー症状が出るのか、ということがわかっている場合には、原因物質への接触の機会をなくすのが一番の対策ですが、特定されないが○○っぽいものに弱い、というような場合には、強い作用の薬で抑えてもまた繰り返してしまいます。漢方ではアレルギー反応を起こすのは、内臓(五臓六腑)のどこに過不足があるからなのかを見極めて、適した漢方薬で働きを整えていきます。

食物の成分、化学物質、大気汚染、ほこり、ダニや動物のほか、ストレスや免疫反応自体のバランスの崩れなど、様々な要因が挙げられますので、個別に詳しくご相談いただくことが大切です。

ストレスからの不調

年代を問わずストレスによる心身の不調が社会問題になるほどの時代です。過度のストレスにより「気」のバランスが崩れ、「血」や「水」へ影響し、内臓機能や免疫力の低下を招きます。

もとの性格が神経質すぎて過剰に気にし過ぎてしまう、忙しすぎて神経が亢進した状態、受験や不妊治療など長引く緊張感、など自分自身の許容量を超えてしまうと、消化不良により体質的に弱いところに不調となって表れることがあります。症状が複雑になり、慢性化しないうちに解決策を考えたいものです。

漢方では、心身の症状から負担がかかっている臓腑を探り、働きを整えていきます。 ちょっと自分だけではコントロールしきれないと感じた時、原因不明の不調が長引く時、などストレスを消化しやすい体をつくっていきましょう。

出産後の体力低下

妊娠~出産~授乳と、体力を消耗し回復する間もなく、育児に追われる日々に、妊娠前の体調とは違う・・・と感じることが増えていませんか。

全精力を注いだ出産を経て、気力体力ともに不安定な状態は、自然な回復よりも消耗する割合のほうが多く、抵抗力がなくなったり、代謝が低下したり、外見も急激に老け込んだりして疲れきってしまうかたも少なくありません。精神面でも、やらなければならない、こうありたい、という思いと行動がかみ合わず、情緒不安定になることもあります。自分のペースで生活できず、睡眠や食事なども不規則な状態が続くと、自律神経のバランスを崩すことにも繋がります。

産後の養生は、現在から将来への自身の健康のためにも、また、次の妊娠に備えたい場合にも大切なものです。ゆったりと心と体にアプローチする漢方薬で、バランスを整えてみましょう。

授乳中の方や妊娠希望の女性にも、漢方が味方になります。

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